[香り]
スパイシーでしみとおるような強い香り。
[相性のいい精油]
安息香、オレンジ、グレープフルーツ
[植物の特徴]
原産地は東南アジアの諸島群。高さ9メートルの木につく赤褐色のつぼみからエッセンシャルオイル(精油)が得られます。
[芳香剤としての歴史]
フトモモ科の植物。またその開花前の花蕾を乾燥させた香辛料の名。
インドネシアが原産で日本では丁子や丁香とも呼ばれています。
感染症の予防や歯痛の緩和など医療用に昔から重宝されてきました。
古代中国では臣下が皇帝の前に出るときにはクローブを口に含んだという記録があり、ヨーロッパには中国商人が絹などと共にセイロン経由でもたらし、6〜7世紀頃には貴族の間で珍重されるようになりました。大航海時代になるとコショウ、ナツメグとともにスパイス貿易の中心的な商品となり一般にも出回るようになりました。日本にもかなり古く、5〜6世紀には紹介されており、正倉院の宝物のなかにも当時輸入された丁子があります。アジアからヨーロッパに輸出されてからは、香辛料としても使われるようになりました。現在では香水やリキュールの香り付けのほか、医薬品の成分としても使われています。
[ヒーリング作用]
強脾作用、駆虫作用、駆風作用
[肌への効果]
皮膚のただれや感染症をおこした創傷を治癒します。
[精神作用]
精神を刺激し、記憶力を高めるといわれます。落ち込んだとき気分を高める働きもあります。
[身体的作用]
消化器系に作用して、吐き気や下痢、消化不良に効きます。痛みを和らげる特性もあり、歯痛や関節炎、精神的な理由からくる頭痛に効果を発揮します。
殺菌特性もあるとされ、空気の消毒に効果的です。